みなさん、斜頭症って知ってますか?
簡単に言うと頭の形が歪んでるってことなんですが、これ頭蓋骨縫合早期癒合症という病気が潜んでいることがあるので、実は注意が必要です。
我が子は3、4ケ月健診で小児科の先生に「頭の形が悪いのが気になるんですよー」と世間話的な軽いノリで話したことからあれよあれよと斜頭症と診断されました。
2018年夏に治療が終了したので、斜頭症の発覚から治療の終わりまでまとめてみます。
晴天の霹靂!我が子の頭の形の悪さは病気だった
元気で特に病気もなかった我が子の3、4ケ月健診は、何の心配もなく病院を訪れました。
普通に診察してもらい、最後に先生からのお決まりの言葉
何か気になることはありますか?
そこでちょっと気になっていたことを軽く話したことから斜頭症治療がスタートしたのです。
そういえば頭の形が少し歪んでるのが気になります〜。
本当に軽く世間話程度で終わると思って発した言葉で、先生からは寝ている時は頭を回してあげようねとか言われると思っていました。
が、予想に反して
確かに歪んでるね〜。大きな病気が隠れていることもあるから、紹介状書くからこの病院行ってくれる?
毎週水曜日に東京から先生が診に来てくれるから。
と、伊勢崎佐波医師会病院の紹介状を渡されたのです。
えええ!?と思いつつ、まあ病気じゃなければいいなーと思いながら遠路はるばる伊勢崎まで子どもを連れて行ったのでした。
伊勢崎にて藍原先生と対面。ここからも怒濤の展開!
伊勢崎は混むよ〜とかかりつけ医から忠告を頂いていった初めての診察日。
初日の待ち時間は1時間半くらいでしたかね。
診察室の前にはヘルメットをした赤ちゃんがいっぱい!
不思議な感じです。
待ち時間が長くても、まだ我が子はネンネの赤ちゃんなので、ベビーカーさえあれば待ち時間もそれほど苦ではなく、寝ている時間は本を読んだりスマホを見たり。
そうこうしている内に名前が呼ばれました。
診てくれた先生は東京女子医科大学の藍原先生。
この道のスペシャリストとされる先生が週一で群馬に来ているという奇跡に後々感謝しましたが、この時はなんの予備知識もなく、とりあえず行った感じでしたね。
大学病院の先生だし上から目線の冷たい雰囲気かしらとか思っていたら、もう全然正反対!
色黒だし(あ、関係ない?)、めっちゃハキハキしてるし優しい!
抱っこの仕方もダイナミックで近所の気の良いお兄さんみたいな感じでした(笑)
さっそく診てもらって、多分ただの斜頭症という診断。
(後にレントゲン検査をして頭蓋骨縫合早期癒合症ではないと確定)
次男君は斜頭症でいうと3から4の間(中度から重度)くらいだねぇ。
斜頭症は自然と治ると言う人もいるけど、基本は治らないよ。髪の毛が生えて目立たなくなるだけで、頭が歪んでることで頭痛や歯並びなど色んな影響がでるからね。
と、事実をにこやかにバッサリ伝える藍原先生。
それだけ弊害があるならヘルメット治療をしてあげたい!と思いつつ、診察前にネットで検索した時に気になったのがヘルメットが高額ということ…。
先生、ヘルメットはおいくらかかるんですか?
と、ざっくばらんに聞いてみました。
だってあんまり高かったら治療できないかもしれないしね。
日本は保険診療にならないから結構しちゃうんだよね。
アメリカなら保険適用なんだけどね!
いくらだと思う?
と逆質問。
正直まったく検討も付きませんでしたが高い思われる金額を伝えました。
…50万くらい?
惜しい!54万円!
ただ、ヘルメットを付けたからといって100%治るわけではないからね〜。
旦那さんとよく相談して決めてね。
レントゲン検査の結果が出るまでもう一度待合室で待つ間、夫と電話。
54万で将来の頭の形が約束されて、歯の矯正や頭痛もなく生きていけるなら安いもんだろ!(いや、高いんだけど)とほぼ気持ちを固めて電話をしました。
夫もいいんじゃない?とGOサイン。
我が家の方向が決まりました。
再度診察室に入り、先生にやります!と宣言すると
じゃあ明日女子医大に来れる?ヘルメットをつくるための診察は女子医大じゃないとできないから。
明日来れるなら、もう予約は入れられないから僕から伝えとくよ。
と。
え?赤ちゃん連れでいきなり明日、都内に行くの!?
と戸惑いつつ、サクサク聞いて来る先生に乗っかっちゃって、
分かりました!明日行きます!
とさっくり返事をしていきなり翌日に初・子どもと2人で都内に行くことになったのでした。
長くなったので
に続きますー。